[京都工芸繊維大学美術工芸資料館]
ポスターにおける写真表現


 現代において、ポスターに写真が使われることは、非常に一般的です。写真が使われているポスターをその表現方法に注目してみると、トリミングやモンタージュ、文字との構成など、あらゆる表現が存在していることに気づくでしょう。またそれらは、当時の社会情勢や印刷技術の発展とも無関係ではありません。
 本展は、京都工芸繊維大学美術工芸資料館のコレクションから、日本のポスターにおける写真表現に着目したものです。第1室では、日本でポスターに写真が使われだした初期の作品を、それらに影響を与えた美人画ポスターと共に展示します。第2室では、1960年代、70年代の大島弘義や檜垣紀六、TAB(Tokyo Art Bureau)、粟津潔等の作家による表現豊かな映画ポスターを紹介します。第3室では、グラビア印刷の色彩が美しい亀倉雄策による1964年の東京オリンピックのポスターを起点に、写真の使われているオリンピックポスターを展示します。
 ポスターにおける写真表現の発展をその時代の変化と共に感じていただけると幸いです。
○企画
京都工芸繊維大学博士後期課程 芦高郁子

展覧会名 ポスターにおける写真表現
会期 2019年11月18日
〜 2019年12月14日
開館時間 10:00 – 17:00

入館は16時30分まで

休館日

日曜日・祝日

入場料

一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料です(入館の際は、手帳の提示をお願いします)。

URL http://www.museum.kit.ac.jp/20191118.html
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