トピックス [立命館大学アート・リサーチセンター]
講演会「『忠臣蔵』と日本人」

『忠臣蔵』と日本人

講演会「『忠臣蔵』と日本人」チラシ

講師:上村 以和於(演劇評論家)
2014年12月17日(水) 16:20~18:00

立命館大学衣笠キャンパス アート・リサーチセンター多目的ルーム(2F・玄関ホール)

入場料無料・予約不要

主催: 立命館大学アート・リサーチセンター、立命館大学日本文化情報学専攻

《概要》
「忠臣蔵」という浄瑠璃・歌舞伎の題名が歴史的事件の名称として誰怪しむことなく使われてきたように、「あの出来事」は史実・演劇芸能から映画・文芸、巷説・俗説、更には日常卑近の事どもへの暗喩や喩えに至るまで、さまざまな形、さまざまな位相で語られ、ふくれ上がって、日本人の精神文化と関わりあってきた。共同幻想と呼ばれる所以だが、そうした観点から日本人にとっての「忠臣蔵」とは何だったのかを考えてみたい。
その一方、たとえばNHKの大河ドラマで今世紀に入ってから(かつては定番であったにもかかわらず)一度も取り上げられることがないように、さしもの共同幻想にも様変わりが生じつつあるようにも察しられる。私自身まだ答えを見つけていないが、この機会にそうした問題にも考察を進めてみたい。

 

2014年12月16日

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