国際シンポジウム「大学ミュージアムの活動とその意義」 International Symposium “Activities of University Museums and their Significance”

※このイベントは終了いたしました。

国際シンポジウム「大学ミュージアムの活動とその意義」
International Symposium “Activities of University Museums and their Significance”

2011年度に京都・大学ミュージアム連携を結成して以来、わたしたちは、合同展覧会やスタンプラリーを共同して実施するとともに、大学ミュージアムとはどのような存在なのか、つねに考えてまいりました。ICOM京都大会を来年に控えた今秋、京都・大学ミュージアム連携では、今回の国際シンポジウムを通して、世界の大学ミュージアムの動向に学び、あらためて、大学ミュージアムが社会や地域に対して果たすべき役割、その連携が生み出すあらたな価値について考えてみたいと思います。​

セッション I
「京都・大学ミュージアム連携の意義 7年間のあゆみ」

2011年9月に結成された京都・大学ミュージアム連携は、2018年9月に8年目を迎えます。九州、東北、沖縄での合同展覧会をはじめとするこれまでの活動を振り返るとともに、今後のあらたな活動に踏み出すにあたり、あらためて大学ミュージアムとはなにかを問い直します。

セッション II
「大学ミュージアムのコレクションと情報発信」

ミュージアムとは、コレクションを有し、それを展覧会というかたちで公開することを活動の基本としています。大学ミュージアムが、他の美術館・博物館と異なっているのは、コレクション形成に大学における教育研究が大きくかかわっている点、そして、その情報発信に大学というフィルターが否応なくかかってくる点です。セッションIIでは、先進的な活動を続ける台湾の大学ミュージアムの事例に学ぶことにより、大学ミュージアムのコレクション形成とそこでの情報発信の可能性、および地域社会に対するかかわり方について考えてみたいと思います。

セッション III
「大学ミュージアムと外部連携」

開かれた大学が求められている現在、大学ミュージアムは、その先頭になってさまざまな活動を始めています。これまでのような閉じた存在ではなく、積極的に他の機関との「連携」を進めているのも、その一例です。このセッションでは、海外の大学ミュージアムとの連携、学内の諸施設との連携、地域との連携といった事例から、今後の大学ミュージアムの可能性を探ってみたいと思います。

基本情報

◆日時
2018年9月30日(日)10:00~17:35(開場9:30)

◆会場
同志社大学明徳館M1教室(今出川キャンパス)
〒602-8580 京都市上京区今出川通り烏丸東入

http://www.doshisha.ac.jp/

◆申込不要、先着順(250名程度)

◆入場無料

◆アクセス
・京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩3分
・京阪電車「出町柳」駅から徒歩15分
・バス停「烏丸今出川」から徒歩3分

◆主催 京都・大学ミュージアム連携

◆助成 2018年度文化庁地域の美術館・歴史博物館を中核としたクラスター形成事業

◆協力 國立臺北教育大學MoNTUE北師美術館

◆後援 ICOM京都大会2019組織委員会

◆お問い合わせ(当日休館)
京都・大学ミュージアム連携運営委員会事務局(京都工芸繊維大学美術工芸資料館)
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町1
TEL 075-724-7924
E-mail shiryokan@jim.kit.ac.jp

◆第7回京都・大学ミュージアム連携スタンプラリー対象イベントです。詳しくは、当日会場受付にお尋ねください。

プログラム

*英語、台湾語での発表を含みます(同時通訳あり)

9:30開場
10:00開会
10:05~10:50基調講演
「Gates to knowledge: Notes on significance and contemporary role of university museums, collections and heritage」
Marta C. Lourenço(President of UMAC-ICOM、Deputy director at the Museums of the University of Lisbon (MUHNAC))
10:50~11:35基調講演
「大学ミュージアムの未来性」
林曼麗(國家文化藝術基金會董事長、國立臺北教育大學MoNTUE北師美術館教授)
11:45~12:30セッション I 「京都・大学ミュージアム連携の意義 7年間のあゆみ」
パネリスト  滑川敦子(宮城県教育庁文化財課保存活用班技師)
森達也(沖縄県立芸術大学教授)
12:30~14:00休憩
14:00~14:45セッション II 「大学ミュージアムのコレクションと情報発信」
パネリスト  劉建國(國立臺北教育大學MoNTUE北師美術館執行總監)
黄貞燕(國立臺北藝術大學博物館研究所助理教授、圖書館長)
松尾芳樹(京都市立芸術大学芸術資料館学芸担当課長)
14:50~15:35セッションIII 「大学ミュージアムと外部連携」 
パネリスト 陳政宏(國立成功大學博物館館長)
陳光華(國立臺灣大學圖書館館長、博物館群召集人)
兼清順子(立命館大学国際平和ミュージアム学芸員)
15:50~17:00パネルディスカッション
17:00~17:30総括 
報告 趙宜恬(國立臺北教育大學MoNTUE北師美術館專任助理)
17:35閉会
(敬称略)