立命館大学国際平和ミュージアム

設立の経緯 [立命館大学国際平和ミュージアム]

人類は20世紀において、2度におよぶ世界大戦を経験し、幾千万もの命を失いました。しかし、地域紛争は今なお絶えることなく、多くの人びとが生存の危機にさらされています。また飢えや貧困、人権抑圧や環境破壊など人類が共同して解決すべき問題も、多様な形で浮上してきています。わたしたちは、紛争の原因を取りのぞき、人間の可能性が豊かに花開く平和な社会の実現に向けて努力することが求められています。

立命館大学国際平和ミュージアムは、平和創造の面において大学が果たすべき社会的責任を自覚し、平和創造の主体者をはぐくむため、1992(平成4)年5月19日に設立されました。2023(令和5)年にリニューアル。過去の戦争から差別や暴力、貧困など現代のさまざまな問題に繋がる流れを学び、平和のための一歩を踏み出すきっかけとなる展示や活動を行っています。

主な収蔵品 [立命館大学国際平和ミュージアム]

  • 十五年戦争当時の様子を伝える資料(軍隊、銃後の生活資料など)や、平和を求める市民社会の活動に関する資料。
  • 平和のための京都の戦争展資料、BC級戦犯横山静雄関連文書資料、731部隊関連文書資料、大塚隆コレクション、梅林宏道コレクションなど。
バッジ
伊江島(沖縄県)に落とされた練習用の核模擬爆弾(1960-70年代)