[佛教大学宗教文化ミュージアム]
平成28年度春期特別展「発遣来迎―釈迦・弥陀二尊が示す道―」
法然上人が定めたとされる浄土三部経のうち、『観無量寿経』では、この世に肉体をもって現れた仏である釈尊が、現世において衆生に阿弥陀仏の極楽浄土への往生を勧めている情景が描かれています。また、阿弥陀仏は自らの誓いによって極楽浄土への往生を願い念仏するもののためにその臨終時に現世へ来迎し摂い取る。この二尊の願いが打てば響くように対応し、衆生救済の道を示すはたらきを“発遣来迎(はっけんらいこう)”といいます。
本展では、この発遣来迎を主題に、法然上人が説かれた専修念仏とそれに伴う信仰の広がりを起点として、釈尊と阿弥陀仏の“遣迎二尊(けんごうにそん)”による衆生への救済のかたちについて紹介します。
[出陳作品]
遣迎二尊像 愛知県指定文化財 室町時代 祐福寺蔵
圓光大師像 愛知県指定文化財 室町時代 祐福寺蔵
伝善導大師像 宋・元あるいは室町時代 清浄華院蔵
二河白道図 江戸時代 知恩院蔵
選択本願念仏集 建長年間 佛教大学附属図書館
など
展覧会名 | 平成28年度春期特別展「発遣来迎―釈迦・弥陀二尊が示す道―」 |
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会期 | 2016年5月28日 〜 2016年6月26日 |
開館時間 | 10:00 – 17:30 入館は17時まで |
休館日 | 月曜休館、但し5月30日(月)は開館 |
入場料 | 無料 |
URL | http://www.bukkyo-u.ac.jp/facilities/museum/event/ |