設立の経緯 [京都産業大学神山天文台]
京都産業大学は、その創設者の荒木俊馬博士が宇宙物理学・天文学の研究者であったことから、開学当初より理学部における宇宙物理学、天文学の教育・研究に力を入れ、全国的にも「宇宙・天文を学べる私立大学」として知られています。2010(平成22)年4月に本学の『建学の精神』を具現化するシンボルとして、神山天文台が設置されました。
私立大学では国内最大となる「荒木望遠鏡」(口径1.3mの反射式望遠鏡)と様々な観測装置、ならびに各種の実験・開発機器を設置し、学内外の研究者や学生による第一線の研究・教育の場として提供するとともに、広く地域の方にも開放し、天体観望会や講演会などで宇宙に触れる機会を身近に提供しています。また、2023年3月には博物館相当施設、2023年10月に博物館指定施設に指定され、宇宙を観る手段としての観測/探査技術を切り口に、反射望遠鏡に使用される材料、神山天文台が所蔵する隕石などを展示する常設展のほか、企画展を開催します。