[京都外国語大学国際文化資料館]
拓本の美:古代メソアメリカ石彫

国際文化資料館2025年度企画展Ⅰ

「拓本の美:古代メソアメリカ石彫~オルメカ文明に始まる歴史~」

京都外国語大学は長年にわたってラテンアメリカ諸国との好みを結んできました。とくに国際文化資料館は、メキシコの考古学者であった故大井邦明名誉教授(1944~2009年)のもと、グアテマラ、エルサルバドルで発掘調査を実施し、成果を広く発表してきました。また、その後もニカラグア、コスタリカと調査の範囲を古代メソアメリカと古代アンデスの接点である中間領域に拡大するとともに、関連諸国の大学・研究機関と共同調査をおこなっています。

本学のメソアメリカでの学術研究において長く共同研究を続けてこられた名古屋大学の伊藤伸幸先生は、一方においてメソアメリカの石彫を広く採拓し、実証的な考古学研究をおこなってこられました。拓本の点数は100件を超えると思われ、学術的な価値だけではなく拓本そのものに美を表現されているとも評価されています。

今回の展示では伊藤先生の拓本から選りすぐった10点を中心に“古代メソアメリカの石彫文化の始まり”に焦点をあてています。石碑や祭壇石は、古代メソアメリカ文明のピラミッド神殿前に権力の象徴として建立され、当時の権勢を誇った支配者が、その事蹟を彫りこんだ石です。とくにオルメカ文明とマヤ文明の石碑や祭壇石に彫られた文字や暦の拓本は、大変貴重なものです。

この展覧会を通して、拓本の美しさと古代メソアメリカ文明の初期の息吹を感じていただけると幸いです。

 

会   期:2025年6月16日(月)~8月3日(日)

開館時間:10:00~16:00

休 館 日:土曜日・日曜日・祝日 ※オープンキャンパス実施の8/2~3は開館

場   所:国際文化資料館(第二分館3階・4階)

主   催:国際文化資料館

監   修:伊藤 伸幸(名古屋大学人文学研究科助教)

企   画:南 博史(京都外国語大学共通教育機構教授)

協   力:名古屋大学、京都外国語大学博物館学芸員課程、京都外国語大学ラテンアメリカ研究センター、国際言語平和研究所

展覧会名 拓本の美:古代メソアメリカ石彫
会期 2025年6月16日
〜 2025年8月3日
開館時間 10:00 – 16:00
休館日

土曜日・日曜日・祝日(※8月2日、3日は開館)

入場料

無料

URL https://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=WPOVIOhV
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