[佛教大学宗教文化ミュージアム]
企画展「拝まれてきた仏像―ふたたび拝まれる日をまつ―」
浄土宗の歴史は、多くの苦難を乗り越え、また盛衰を経て今日まで続いてきた。開宗850年を迎えようとするいまなお、苦境というべき一面がある。「寺院解散」である。これはひとり浄土宗のみの問題ではなく、社会情勢を含む仏教界全体の事情といえるかもしれない。法的には「宗教法人の解散」として進められる、寺院の消滅。それにともなう、御本尊をはじめとする尊像・什宝の管理問題。いま浄土宗には解散寺院から移管された仏像が保管されている。なかには、罹災された他の寺院へ移安される事例もあるという。
2024年(令和6年)、浄土宗は開宗850年を迎える。この記念すべき年に向け、いま関係各所で慶讃事業の取り組みが進められている。本展では、浄土宗に移管された仏像群、他寺院へ譲渡された仏像を展示し、解散寺院をめぐる一面を紹介する。
展覧会名 | 企画展「拝まれてきた仏像―ふたたび拝まれる日をまつ―」 |
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会期 | 2023年10月28日 〜 2023年12月9日 |
開館時間 | 10:00 – 17:30 |
休館日 | 11月26日(日) |
入場料 | 無料 |
URL | https://www.bukkyo-u.ac.jp/news/museum/20231003-26484.html |