設立の経緯 [京都外国語大学国際文化資料館]
京都外国語大学国際文化資料館 京都外国語大学国際文化資料館は、学内のイスラム圏、メキシコ、ブラジルなどの民族資料を統合し、1991(平成3)年に開館しました。
京都外国語大学の〈PAX MUNDI PER LINGUAS〉(「言語を通して世界の平和を」)、すなわち言語を通した国際的理解が世界平和をもたらすという建学の精神に基づき、博物館活動を通して国際的理解を深めることを目的としています。また当初より、1989(平成元)年に設置された博物館学芸員資格課程と連動し、国際性豊かな学芸員を育成する学習の場としての役割を担っています。
収蔵品は、その後グアテマラ・マヤの民俗資料や、メキシコ考古資料の寄託、寄贈を受けるなどしました。また2006(平成18)年には、メキシコで活躍した日本人アーティスト、忍TOBITA(本名飛田忍)の作品約260点が寄贈され、日本国内でも最大規模のコレクションとなっています。現在では収蔵資料の総数はおよそ1,400点にのぼります。