トピックス [同志社大学歴史資料館]
特集展示「みやこは遠くなかりけり 中世平泉寺僧侶の道筋をたどる」開催について

同志社大学歴史資料館分館(ハリス理化学同志社ギャラリー2階)では、特集展示「みやこは遠くなかりけり 中世平泉寺僧侶の道筋をたどる」を、10/19(土)~12/14(土)に開催します。

本展覧会では室町幕府三代将軍足利義満が建立した相国寺(京都五山第二位)の僧侶と平泉寺(福井県勝山市)の僧侶との交
流の記録を通して、みやこと平泉寺との結びつきを紹介します。
平泉寺は、奈良時代に創建したと伝わる白山信仰の拠点寺院です。平安時代後期以降は、宗教活動のほかに、経済・政治
軍事的な権力,勢力を持って地城に君臨しました。特に室町から戦国時代には、壮大な社殿・堂塔や、「六千坊」
と糊する院・坊(僧侶の屋敷)を漣ね日本屈指の「都市」となりました。近年の発掘調査でも、計画的に区画された院・坊の跡や石垣,石畳道が見つかっています。また、そのころの平泉寺僧侶は地域のみにとビまらず、当時
の重要な人物たちと政治的な役割をみやこで担い、活動を行っていました。
会場でば、写真や解説パネル、発掘調査で出土した日常生活用の土器陶磁器をはじめ輸入陶磁器の優品や相国寺鹿苑
院の仏堂の屋根を飾った瓦などを展示し、平泉寺と相国寺の歴史・文化・相国寺僧侶たちとの交流について紹介します。

みなさまのご来場をおまちしております。

 

みやこは遠くなかりけり

2024年10月18日

展覧会 [同志社大学歴史資料館]