[京都産業大学ギャラリー]
令和6年度ミニ展示「京蒔絵の美―下出祐太郎の継承と挑戦―」
漆で絵を描き、その上に金粉や銀粉など、様々な金属粉を蒔きつけ加工し模様を浮き上がらせる蒔絵。中でも「京蒔絵」は、8世紀以降、都となったここ京都において、多くの職人たちの手で洗練され、繊細で優美な、日本を代表する伝統工芸となりました。
下出祐太郎氏は、1912(明治45) 年に開業した下出蒔絵司所三代目として様々な蒔絵作品を世に出すと同時に、京都産業大学文化学部の教授職を務めてこられました。
本展では、下出氏が手掛けた蒔絵作品を通して、受け継がれる京蒔絵の美と技能の粋をご紹介します。
◆下出 祐太郎 しもで ゆうたろう(1955-)
京都市出身。1995(平成7) 年に下出蒔絵司所三代目を継承し、即位礼や大嘗祭の神祇調度蒔絵に携わるなど、神仏具蒔絵の新調・修復を行う。また、高台寺蒔絵の材料・技法の研究と復元制作、京都迎賓館の調度品の制作など様々な場で活躍している。2015(平成27)年より京都産業大学文化学部に奉職。2021(令和3)年卓越した技能者(現代の名工)受章、2023年(令和5)年春の叙勲瑞宝単光章受章、令和5年度京都市芸術振興賞受賞。
展覧会名 | 令和6年度ミニ展示「京蒔絵の美―下出祐太郎の継承と挑戦―」 |
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会期 | 2024年9月18日 〜 2024年10月10日 |
開館時間 | 10:00 – 16:30 月・火・木~土 10:00~16:30 水 13:00~16:30(いずれも入館受付は16:00まで) ※ただし、10月5日(土)はギャラリートーク開催につき、一般観覧は13:00で終了(入館受付は12:30まで) |
休館日 | 日曜、祝日
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入場料 | 無料 |
URL | https://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/musubiwaza/gallery/ |