[京都工芸繊維大学美術工芸資料館]
Al + Byobu:アート・デザインの新たな挑戦

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 本プロジェクトは、アート・デザインを専攻する学生・大学院生が、所属する大学の枠を超えて、一般企業との連携によりアート・デザイン作品を制作することを通して、みずからの制作と社会とのかかわりを体験し、それにより社会性のあるアーティスト、デザイナーを養成することを目的としています。2019年度は東洋アルミニウム株式会社の協力を仰ぎ、アルミ素材を多様に用いて、3人一組のグループで二曲一双の屏風を制作しました。
 実際に、東洋アルミニウム株式会社の製造所に行き、アルミ素材の特性についての講義を聴き、アルミ箔・顔料を製造している様子を見学したうえで、自分たちの制作の方向について議論を重ね、デザインや化学の専門家からアドバイスを受けながら、実際の制作手順を考えています。
 既存の素材をつかったアート・デザイン制作と異なり、新たな素材による表現を、社会とのかかわりのなかで模索し、さらに、教員と学生という枠を超えて、異分野の専門家と接しつつ作業することにより、学生は、みずからの「つくり手」としての立場を自覚していきます。 アルミニウムと屏風の新たなコラボレーションをお楽しみ下さい。

◇1/11(土)、1/25(土)、2/1(土)には、屏風を制作した学生たちが展示会場で随時解説をおこないます。
ご来館の際は、ぜひお声かけ下さい。

○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○協力
東洋アルミニウム株式会社、京都・大学ミュージアム連携
○助成
文化庁2019年度文化芸術振興費補助金「大学における文化芸術推進事業」「産学官連携を基盤とした文産官人材育成プラットホームの形成―アート・デザインを活用した価値創造人材育成プログラムの展開―」

◎併設展示 「屏風の多様な姿」
 屏風は、平安時代から用いられている調度品であり、同時にさまざまな絵画が描かれる場でもありました。季節の移ろいを描いたやまと絵や中国への憧れを示す水墨画、さらには金地に著色の豪華絢爛な花鳥画など、屏風は人びとの生活をさまざまに彩ってきました。たんに絵を描くだけではなく、絵や染織品を貼り付けて鑑賞することもありました。
 本展では、美術工芸資料館が所蔵する近代のさまざまな屏風の姿をお楽しみいただければ幸いです。

展覧会名 Al + Byobu:アート・デザインの新たな挑戦
会期 2020年1月6日
〜 2020年2月1日
開館時間 10:00 – 17:00

入館は16時30分まで

休館日

日曜日・祝日、1月18日(土)

入場料

無料
*1階展覧会「ジャパニーズ・モダンデザインの誕生」のご観覧には入場料が必要です

URL http://www.museum.kit.ac.jp/20200106.html
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