[京都工芸繊維大学美術工芸資料館]
明治から戦前期の教育資料―奈良女子高等師範学校と京都高等工芸学校
京都工芸繊維大学美術工芸資料館では、大学の前身校のひとつである京都高等工芸学校が1902(明治35)年に開校して以来、使命として掲げていた京都の美術工芸の近代化への貢献を検証するために、これまで多くの展覧会を開催してきました。
2014年度から2019年度にかけては、京都市立芸術大学芸術資料館のご協力を得て、京都高等工芸学校と京都市立美術工芸学校(京都市立芸術大学の前身校)の図案教育を比較する展覧会を開催し、両校がたがいに刺激しあいながら、京都の伝統産業界に新しい図案を提供していたことを示しました。
今年度は、奈良女子大学の全面的なご協力を得て、女子教員の養成学校であった奈良女子高等師範学校(奈良女子大学の前身校)初期の教育資料と、京都高等工芸学校の教育資料とを組み合わせることにより、明治・大正期の高等教育機関における教育のあり方とそこで用いられた資料の実態を明らかにしたいと思います。
両校は、教員養成と工芸指導者養成という方向性こそ異なりますが、同時期に奈良と京都で高等教育を推進していたという点で、その資料には意外な共通点がみられます。本展では、「正倉院」「有職故実」「ガラススライド」「染織」の四つの資料をとりあげました。両校の教育資料の共通点と相違点を、展示を通して実感していただければ幸いです。
企画・主催:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
共催:奈良女子大学
協力:京都・大学ミュージアム連携
◆当館の感染症予防対策の取組み
◇お客様対応をおこなうスタッフはマスクを着用し、検温による健康チェック及び手指の消毒をおこなっております。
◇受付には、飛沫感染防止用つい立てを設置しております。
◇館内入口と一部展示室の窓を常時開放し、可能な限りの換気に努めております。
◇多くのお客様が手を触れる箇所の定期的な消毒を実施しております。
◆ご来館の皆様へのお願い
◇次に該当する方は来館をお控えください。
・発熱、せき、くしゃみ、臭覚・味覚異常など風邪の症状がある方や、体調のすぐれない方
・過去2週間以内に新型コロナウイルス感染者または感染の疑いがある方と濃厚接触が疑われる方
・過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国への訪問歴がある方。
◇マスクの持参・着用をお願いいたします。マスクを着用されていない方は、ご入館をお断りいたします。
◇来館時に職員による検温を実施いたします。37.5 度以上の熱があるお客様は、ご入館をお断りいたします。
◇団体でのご来館はお控えください。混雑状況に応じて、入館をお待ちいただく場合がございます。
◇設置している消毒用アルコールで、手指の消毒をお願いいたします。
◇ご入館の際に、氏名・連絡先等の記入をお願いいたします。
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、何卒ご協力のほどお願い申し上げます。
展覧会名 | 明治から戦前期の教育資料―奈良女子高等師範学校と京都高等工芸学校 |
---|---|
会期 | 2020年10月26日 〜 2020年11月21日 |
開館時間 | 10:00 – 17:00 入館は16:30まで |
休館日 | 日曜・祝日 |
入場料 | 一般200円、大学生150円、高校生以下無料 |
URL | |