[京都工芸繊維大学美術工芸資料館]
生誕100周年記念建築作品展 増田友也

増田友也(1914-1981)は、京都大学における教育・研究活動において、空間現象に着目し、学位論文「建築的空間の原始的構造」をはじめ、現象学的存在論に依拠する「建築論」を創設するなど、生涯にわたって「建築なるもの」の所在を厳しく問い求めました。(論考は『増田友也著作集』(全5巻/ナカニシヤ出版/1999年)としてまとめられている。)また、建築家として、京都や瀬戸内地方を中心に端正な建築空間を内包する作品を遺しています。(増田が監修した作品目録によると84作品を数える。)
本展覧会では、増田友也における「建築家」と「建築論研究者」の両面に光を当て、主要作品の実施設計図と模型、写真などを展示するとともに、これまで関係者が保存・管理してきた未公開 の貴重な手稿、スケッチ、書簡、書き込み書籍、講演・講義テープなどの資料も公開し、増田友也の思索の歩みを描き出すことを意図しています。
併せて、今なお有効であり続ける問い、「建築とは何であるか」を探求してきた増田友也の思索の全貌を、今、この時代に向けて発信し、次世代へ伝えていくことを目論むものです。

展覧会名 生誕100周年記念建築作品展 増田友也
会期 2015年10月26日
〜 2015年12月12日
開館時間 10:00 – 17:00

※入館は16:30まで

休館日

日曜日・祝日
※11月22日(日)から11月23日(月)までの間は開館します。

入場料

一般200円、大学生150円、高校生以下無料
※京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます。

URL http://www.museum.kit.ac.jp/20151026.html
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