[大谷大学博物館]
仏の諸相(みほとけのすがた)
仏教が流伝したアジア諸国では、古くより釈尊(釈迦如来)をはじめとして、如来や菩薩、仏教を守護する諸天、明王などが、造像され、あるいは絵画に描かれるようになりました。本来「仏」とは悟りを開いた如来を指す言葉でしたが、菩薩や天・明王なども含めて仏像や仏画と表現しています。そして、それらの仏像や仏画は、信仰の対象として尊崇されてきたのです。
そのように木像や石像、絵画といったかたちで表現された諸仏の姿は、仏教が伝わった地域の風土のなかで、やがて個性をもつようになります。チベット、中国、朝鮮半島、日本など、同じ東アジアの国々であっても、それぞれに異なる特徴があります。極彩色のチベット仏画であるタンカに描かれる観世音菩薩と日本の仏像や仏画の観世音菩薩ではまったく違う趣をもつ仏様のように見えるのです。
本展覧会では、おもに仏画を中心として、諸仏がどのように表現されてきたのか。チベット仏画の代表であるタンカ、インド・中国の仏画の模写、日本で描かれた仏画などから、インドと東アジア地域における仏の諸相を紹介いたします。同じ仏教という宗教がひろまった地域に共通する点や違いから、それぞれの文化を感じていただければ幸いです。
※ご来館前に「入構セルフシート」をご準備ください。
詳細は本展覧会ホームページでご確認ください。
展覧会名 | 仏の諸相(みほとけのすがた) |
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会期 | 2022年6月7日 〜 2022年7月30日 |
開館時間 | 10:00 – 17:00 入館は16:30まで |
休館日 | 日・月曜日 |
入場料 | 観覧料無料 |
URL | https://www.otani.ac.jp/events/2022/sfpjr7000000j7xx.html |