[大谷大学博物館]
飛騨真宗の伝流-照蓮寺高山移転430年-

「世界遺産ひだ白川郷」で有名な飛騨地方には、今も真宗信仰が深く根づいています。その起源は、鎌倉時代に親鸞聖人の門弟であった嘉念坊善俊が白川郷鳩ヶ谷に草創した道場にありました。
雪深い山村地域にあって善俊は鳩ヶ谷道場を拠点として多くの人びとを教化し、その人びとはやがて「白川善俊門徒」と呼ばれ、飛騨における真宗信仰の中心を担うようになりました。

室町・戦国時代になると、本願寺第八代蓮如上人に帰依する人びとが増え、「白川善俊門徒」は本願寺の中部山村地域における重要な集団となっていきました。その拠点である鳩ヶ谷道場は「正蓮寺」、「照蓮寺」と名乗りを変えつつも相続されていったのです。そして近世には高山藩主金森氏の厚い保護を受けて高山城下へと移転し、飛騨真宗の中心として今に至っています。

本展覧会では、中部山村地域において脈々と受け継がれてきた念仏の伝流を、高山別院照蓮寺をはじめとするゆかりの寺院の法宝物から感じ取っていただければと思います。

展覧会名 飛騨真宗の伝流-照蓮寺高山移転430年-
会期 2018年10月12日
〜 2018年11月28日
開館時間 10:00 – 17:00
休館日

日曜日・月曜日(11/18、19、25、26は開館)

入場料

一般・大学生 500円

小・中・高校生 無料

URL http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/nab3mq000005yqot.html
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