[大谷大学博物館]
大谷大学博物館の逸品 重要文化財「後白河院庁下文」
大谷大学博物館は、10件の国指定重要文化財を所蔵しています。毎年秋には、これらの作品をゆっくりご覧いただくため、そのうちいくつかを紹介しています。本年は平安時代後期の永暦元年(1160)5月5日付「後白河院庁下文」です。
本品は、後白河院庁が宇治の木幡の浄妙寺の訴えにより、伏見荘民らの押領停止と寺領返却を山城国在庁官人らに命じた下文の原本です。院司として平清盛や平頼盛らの花押があることでも有名です。現存する後白河院庁下文の原本の中で、早い時期に出されたものであり、院庁下文の典型として古文書学上、さらに院政期社会研究上で重要であるため、2014年に重要文化財に指定されました。
また、本学の学芸員養成の博物館学課程の学生が、企画から展示までを行った「実習生展」を併催しています。あわせてご高覧いただければ幸いです。
展覧会名 | 大谷大学博物館の逸品 重要文化財「後白河院庁下文」 |
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会期 | 2021年9月7日 〜 2021年9月25日 |
開館時間 | 10:00 – 17:00 本学学生・教職員以外は10:30、13:00、14:00、15:00入館の事前予約制。 予約方法は、大谷大学博物館HPにてご確認ください。 |
休館日 | 日曜・月曜(ただし9/20[月・祝]は開館) |
入場料 | 観覧料無料 |
URL | https://www.otani.ac.jp/events/2021/copy_of_nab3mq000008fikl.html |