[京都工芸繊維大学美術工芸資料館]
版と刷りと広告と Printed Matter
街中で広く眼にする「ポスター」は主に広告を機能とするものですが、版を使った印刷という点では版画の方法論に基づく表現でもあります。「ポスター」は掲示物という意味であり、必ずしも広告であるとは限りません。では、版画とポスターの違いはどこにあるのでしょうか。たとえば、版画は壁に直接貼られることはほとんどないでしょう。では、ポスターを額装して壁に掛けると版画になるのでしょうか。このように考えると、同じ印刷物である版画とポスターの区別は明確ではありません。実際、多色リトグラフの技術が飛躍的に発展した19世紀後半以降、ポスターは掲示される前に市場で売買されるほどの人気を獲得しました。それらは広告としてではなく、美術品として収集されたのです。現代においては、ポスターと版画の境界を意図的に越境するような試みも多くなされています。
本展では、美術工芸資料館収蔵の現代ポスターの実験的な表現の数々と、現代美術の領域から版画の可能性を拡張しようとする実践とを合わせて紹介することで、いま一度版画とポスターの境界について思いを巡らせてみたいと思います。本展を通して、版と刷りの多様さと面白さを感じ取ってもらえれば幸いです。
主な出品作家
アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、ベン・シャーン、ホルスト・ヤンセン、オリビエーロ・トスカーニ、ランス・ワイマン、亀倉雄策、田中一光、横尾忠則、粟津潔、福田繁雄、木村光佑、森村泰昌、藤本由紀夫、大西伸明、田中栄子、小野耕石、上田加奈、ほか
| 展覧会名 | 版と刷りと広告と Printed Matter |
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| 会期 | 2026年11月9日 〜 2027年1月23日 |
| 開館時間 | 10:00 – 17:00 入館は16:30まで |
| 休館日 | 日・祝日(ただし12月13日(日)は開館)、12月25日(金)~1月5日(火)、1月16日(土) |
| 入場料 | 一般200円、大学生150円、高校生以下無料 |
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